教科名 歯科医学序論Ⅱ
責任者名 山崎 洋介(解剖学Ⅱ 准教授)
学期 後期
対象学年 1学年
授業形式等 講義

◆担当教員

山崎 洋介 ( 解剖学Ⅱ   准教授 )
髙橋 富久 ( 解剖学Ⅰ   教授 )
磯川 桂太郎 ( 解剖学Ⅱ   教授 )
鈴木 直人 ( 生化学   教授 )
林 良憲 ( 生理学   准教授 )

◆一般目標(GIO)

歯科臨床医学の理論・実践のために、生体組織の形態と機能を理解する。

◆到達目標(SBOs)

解剖学の基礎的事項を理解し、説明できる。
組織学の基礎的事項を理解し、説明できる。
生化学の基礎的事項を理解し、説明できる。
生理学の基礎的事項を理解し、説明できる。

◆評価方法

2回の平常試験 (25%ずつ)および定期試験(50%)で評価する。原則、平常試験の再試験、追試験は実施しない。履修態度、出席状況が思わしくない場合は、減点する。
歯学部学生として相応しい態度、学部要覧記載のルールに則った規範的な行動、を求める。これに反する場合は、評価に反映させる。
各試験の詳細については、別途案内する。各平常試験ごとに、フィードバックの機会を設ける。

◆オフィス・アワー

行番号担当教員対応時間 ・場所など備考
  • 山崎 洋介
月曜日 12:00~13:00
1号館2階228号室
遠隔授業に際し、メールでの質問を受け付けるが、口頭での質問と異なり、文字でのコミュニケーションとなるので、質問内容の記載は丁寧に行うこと。
  • 髙橋 富久
月曜日 8:00~9:00
解剖学第I講座研究室
  • 磯川 桂太郎
月曜日 12:00~13:00
1号館2階202号室
来室の際は事前メールによる照会とアポ取りを。
  • 鈴木 直人
月曜日〜金曜日 12:00〜13:00
生化学講座教授室
(1号館 3F 309号室)
  • 林 良憲
火曜日 17:00~18:00
生理学教室

◆授業の方法

・講義形式で授業を行う。ノートテイキングをし、積極的かつ主体的な態度で臨むこと。
・連絡事項は、全てメールにて行う。また参考資料をオンラインで配布する場合がある。これらツールの扱いに慣れ、使いこなす必要がある。

◆教 材(教科書、参考図書、プリント等)

行番号種別図書名著者名出版社名発行年
pdfの配布あり
参考書
歯の解剖学 第22版藤田恒太郎原著金原出版
1995
参考書
人体解剖学 改訂第42版藤田恒太郎南江堂
2003
参考書
組織学・⼝腔組織学 第4版磯川桂太郎 他わかば出版
2014
参考書
基礎歯科生理学 第7版岩田幸一 他医歯薬出版
2020

◆DP・CP

[DP-3] 論理的・批判的思考力:多岐にわたる知識や情報を基に、論理的な思考や批判的な思考ができる。
[CP-3] 幅広い教養と歯科医療に必要な体系的な知識を基に、論理的・批判的思考力と総合的な判断能力を育成する。
[CP-4] 歯科医学の基礎知識を体系的に修得し、臨床的な視点で問題を解決する力を養成する。
[CP-5] 研究で明らかとなる新たな知見と研究マインドをもとに、歯科医学の課題に挑戦する学生を育成する。

◆準備学習(予習・復習)

・オンラインで事前配付資料がある場合は、あらかじめ目を通す。また、教科書の該当項目通読し、予習すること。
・ノートに沿って、講義後の当日中あるいは直後の週末までに復習をして、解決を図ること。

◆準備学習時間

予習と復習にはそれぞれ、少なくとも授業時間と同等以上の時間を充てて学修すること。

◆全学年を通しての関連教科

神経
脈管・感覚器
内蔵
運動器
歯の解剖学実習
生化学
健康と栄養・休養の基礎理論
組織学
生理学
口腔生化学
口腔生理学
発生学
口腔組織学

◆予定表

平常試験は登校日に設定されている。本予定表あるいはカレンダーの記載ならびにメール連絡に注意のこと。
行番号クラス月日時限学習項目学修到達目標担当コアカリキュラム
1
8.31
4
【遠隔】
ガイダンスおよびイントロダクション
・講義のねらい、成績評価など、シラバス記載事項について理解し、実践できる。
・基礎医歯学を含めた基礎科学の重要性および臨床医歯学との関連を理解し、説明できる。
  • 山崎 洋介
A-2-2)-① 講義、国内外の教科書・論文、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出できる。
A-2-2)-② 得られた情報を統合し、客観的・批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
A-2-1) 課題探求・解決能力
1
8.31
4
【遠隔】
歯の解剖学序論1
・適切な述語や歯式を用いて歯や歯列を説明できる。
・方向用語を学び、歯の各部位を説明できる。
・解剖学的特徴をとらえたスケッチができる。
  • 山崎 洋介
E-2-2)-④ 歯列と咬合を説明できる。
E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。
2
9.7
4
【遠隔】
解剖学総論
1)解剖学とは
2)解剖学用語
3)器官と器官系
4)人体の外形と区分
5)人体の方向用語
・解剖学を学ぶ意義について説明できる。
・解剖学用語の意味について説明できる。
・器官と器官系の違いについて説明できる。
・人体の外形と区分について解剖学的に説明できる。
・解剖学で使う方向用語について説明できる。
  • 髙橋 富久
C-3-1)-① 身体の区分及び方向用語を用いた運動方向と位置関係を説明できる。
C-3-4)身体を構成する組織と器官
3
9.14
4
【遠隔】
解剖学序論
1)骨格と筋
・骨の種類と連結について説明できる。
・筋の種類と役割について説明できる。
  • 髙橋 富久
C-3-4)身体を構成する組織と器官
4
9.21
4
【遠隔】
2)内臓
3)神経
4)脈管と感覚器
・内臓の分類と種類について説明できる。
・神経系の役割と種類について説明できる。
・脈管の種類と役割について説明できる。
・感覚器の種類と役割について説明できる。
  • 髙橋 富久
C-3-4)身体を構成する組織と器官
5
9.28
4
【遠隔】
歯の解剖学序論2
・歯の内部構造(髄室、根管)について理解し、説明できる。
・歯と歯周組織の概要を図示して説明できる。
  • 山崎 洋介
E-2-2)-④ 歯列と咬合を説明できる。
E-3-1)-④ 歯(乳歯、根未完成歯、幼若永久歯を含む)の硬組織の構造、機能及び構成成分を説明できる
6
10.5
4
【遠隔】
組織学序論1
細胞から生体へ
組織学序論1のレジメに記載の次の事項について正しく理解・説明できる。
・組織学histologyは形態学morphologyである
・細胞cellの内部の小器官
・流動モザイクモデル
・形態、発生、進化の関連性
・上皮と結合組織
  • 磯川 桂太郎
C-2-3) ① 真核細胞の全体像と細胞膜、核、細胞内器官及び細胞骨格の構造と機能を説明できる。
C-3-4) 身体を構成する組織と器官
7
10.12
4
【遠隔】
組織学序論2
上皮組織と腺
組織学序論1のレジメに記載の次の事項について正しく理解・説明できる。
・組織tissueの分類と主な構成細胞
・上皮組織を構成する細胞の姿と役割
・上皮の機能的分類、形態的分類
・角化、線毛と微絨毛、基底膜
・光学顕微鏡、TEM、SEM
  • 磯川 桂太郎
C-2-3) ② 細胞の分泌と吸収を説明できる。
C-3-4) 身体を構成する組織と器官
C-3-4)-(1) ① 上皮組織の形態、機能及び分布を説明できる。
C-3-4)-(1) ② 皮膚と粘膜の基本的な構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(1) ③ 腺の構造と分布及び分泌機構を説明できる。
8
10.20
4
【対面】
平常試験1および講評・解説
※水曜日
・第1回~第7回までの講義内容について筆記試験で試問する。
・試験後の講評・解説を聞き、更に理解を深める。
  • 山崎 洋介
  • 磯川 桂太郎
  • 髙橋 富久
該当する講義のコアカリすべて
9
10.26
4
【遠隔】
糖質の構造と消化吸収
・糖質(炭水化物)の構造を説明できる。
・糖質(炭水化物)の消化酵素とそれらの基質および反応産物との関係を説明できる。
・糖質(炭水化物)がどのような過程を経て生体に取り込まれ使われるかを説明できる。
  • 鈴木 直人
C-2-1)-② 糖質の構造、機能及び代謝を説明できる。
10
11.2
4
【遠隔】
脂質の構造と消化吸収
・脂質の構造を説明できる。
・脂質の消化酵素とそれらの基質および反応産物との関係を説明できる。
・脂質がどのような過程を経て生体に取り込まれ、使われるかを説明できる。
  • 鈴木 直人
C-2-1)-③ 脂質の構造、機能及び代謝を説明できる。
11
11.9
4
【遠隔】
タンパク質の構造と消化吸収
・タンパクの構造を説明できる。
・タンパク質の消化酵素とそれらの基質および反応産物との関係を説明できる。
・タンパク質がどのような過程を経て生体に取り込まれ、使われるかを説明できる。
  • 鈴木 直人
C-2-1)-① アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を説明できる。
12
11.16
4
【遠隔】
細胞の機能と構造
1)生体膜恒常性
2)細胞膜のはたらき
・細胞膜の生理学的特性を説明できる。
・細胞膜輸送系の働き説明できる。
  • 林 良憲
C-2-3)-① 真核細胞の全体像と細胞膜、核、細胞内器官及び細胞骨格の構造と機能を説明できる。
13
11.30
4
【遠隔】
神経生理
1)神経の分類
2)活動電位
・感覚神経系と運動神経系の違いを説明できる。
・活動電位のメカニズムを説明できる。
  • 林 良憲
C-3-4)-(5)-① 末梢神経系の種類、走行及び支配領域を説明できる。
C-3-4)-(5)-⑧ 神経の活動電位の発生と伝導の機序を説明できる。
14
12.7
4
【遠隔】
神経生理
3)興奮伝導
4)シナプス
・興奮伝導のメカニズムを説明できる。
・シナプスの機能と分類を説明できる。
  • 林 良憲
C-3-4)-(5)-⑧ 神経の活動電位の発生と伝導の機序を説明できる。
C-3-4)-(5)-⑨ シナプス伝達の機序と神経伝達物質を説明できる。
15
12.15
4
【対面】
平常試験2および講評・解説
※水曜日
・第9回~第14回までの講義内容について筆記試験で試問する。
・試験後の講評・解説を聞き、更に理解を深める。
  • 鈴木 直人
  • 篠田 雅路
  • 林 良憲
該当する講義のコアカリすべて
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