教科名 | 歯の解剖学実習 |
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責任者名 | 山崎 洋介(解剖学Ⅱ 准教授) |
学期 | 前期 |
対象学年 | 2学年 |
授業形式等 | 実習 |
山崎 洋介
(
解剖学Ⅱ
准教授
) |
磯川 桂太郎
(
解剖学Ⅱ
教授
) |
湯口 眞紀
(
解剖学Ⅱ
助手
) |
岸 重人
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
松井 弘行
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
横山 弘一
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
山本 達也
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
石崎 隆弘
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
本淨 敏
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
玉木 理一郎
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
難波 祐一
(
解剖学Ⅱ
兼任講師
) |
歯の形態を他者に図示を交えて説明できるようにするために、歯の解剖を覚え、深く理解する。
知識と手の連動のトレーニング、つまり治療手技や技工操作の基本を身につける。 |
歯冠と歯根の形態を図示して説明できる。
歯髄腔、根管の形態と特徴について説明できる。 異常形態、その部位・頻度などを歯種ごとに説明できる。 歯列、咬合と歯の形態の関係を説明できる。 歯の形成と萌出の時期について説明できる。 デジタルデンティストリーの基礎的事項について説明できる。 |
【評価の内訳】
1)2回の実習(平常)試験(それぞれ50%相当)を行う。原則、実習(平常)試験の再試験、追試験は実施しない。 2)次に挙げる評価のポイントに照らし、問題がある場合は、(実習(平常)試験評価分とは別に)減算する。 【評価のポイント】 1)メール等による実習準備の指示を理解、履行し、万全の体制で実習に臨めたか。 2)毎回の実習における出席確認および成果物・レポートの提出が、遅滞なくかつ指示通り確実に行われたか。 3)その他、実習の諸注意事項を守って、実習に取り組んだか。 【その他】 実習(平常)試験については、補習レポート・課題を介してフィードバック(添削)し、知識と技能の定着を図る。 |
担当教員 | 対応時間 ・場所など | 備考 |
---|---|---|
| 月曜日 12:00~13:00
1号館2F 解剖2研究室 | 遠隔授業に際し、メールでの質問を受け付けるが、口頭での質問と異なり、文字でのコミュニケーションとなるので、質問内容の記載は丁寧に行うこと。対面実習が設けられているので、質問の機会として活用すること。 |
・毎回の実習講義と実習(スケッチ)を基本とし、歯の形態を学習する。
・歯の形態を描いて、他者に正確に示せることを重要視する。 ・技術デモを見て、その原理や実際の応用例について学ぶ。 |
KOS(iPadアプリ)の、インタラクティブ教材を予復習に活用する。
|
種別 | 図書名 | 著者名 | 出版社名 | 発行年 |
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実習書 | 歯の解剖学実習マニュアル | 日本大学歯学部解剖学第Ⅱ講座編 | 2021 | |
教科書 | 歯の解剖学 第22版 | 藤田恒太郎原著 | 金原出版 | 1995 |
参考書 | 歯のかたち -初学者のための基礎と演習- | 磯川桂太郎ら編 網干博文、山崎洋介ら著 | 永末書店 | 2006 |
iOS用アプリ | Medical KOS
https://itunes.apple.com/jp/app/medical-kos/id654909468?mt=8 | メタ・コーポレーション・ジャパン | ||
iOS用アプリ | NUSD KOS
(Medical KOSの日大歯専用カスタマイズ版。ダウンロードについて別途案内する。) | メタ・コーポレーション・ジャパン
日本大学歯学部解剖学第Ⅱ講座 |
[DP-3]
コンピテンス:論理的・批判的思考力 コンピテンシー:多岐にわたる知識や情報を基に、論理的な思考や批判的な思考ができる。 [CP-3] 幅広い教養と歯科医療に必要な体系的な知識を基に、論理的・批判的思考力と総合的な判断能力を育成する。 [CP-4] 歯科医学の基礎知識を体系的に修得し、臨床的な視点で問題を解決する力を養成する。 [CP-5] 研究で明らかとなる新たな知見と研究マインドをもとに、歯科医学の課題に挑戦する学生を育成する。 |
シラバスを参考に実習書の該当箇所を熟読し、指定された教科書などを使用した自己学習を有効かつ適正に利用することで学習効果を高めることができる。 |
準備学習に記載された事項に必要なだけの時間を充てて予習を行うこと。 |
人体解剖学実習
歯科臨床に関係するすべての教科 |
回 | クラス | 月日 | 時限 | 学習項目 | 学修到達目標 | 担当 | コアカリキュラム |
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1 | 全員 | 4.7 | 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
A)オリエンテーション B)理解度チェック C)デジタル解剖学 | A)
・実習の目的と意義について理解する。 ・実習のスケジュール、進行、受講方法やそれらに関する注意事項を理解する。 ・成績評価基準について理解する。 B) 理解度チェック演習を行い、(1年次の歯科医学序論IIで履修済の)次の事項を確認する。 ・ヒトの歯の種類と名称を説明できる。 ・歯種と位置を表す記号と歯式を説明できる。 ・歯冠、歯根ならびに歯髄腔の形態を学び、各部位の名称を説明できる。 ・歯の方向用語を覚えて、空間的な理解と説明ができる。 ・歯の形態と内部構造、歯周組織について学び、様々な医用画像との関係を知る。 ・歯の形態を形づくる組織構造やこれを支持する組織の概要を学ぶ。 C) ・iPad等、デジタルデバイスでの解剖学の新しい学習法を知り、活用出来る。 ・立体視の原理を理解し、解剖学のみならず、医学の視覚的知識伝達に重要で、また、ロボットアシスト手術など、これからの医療に欠かせないものであることが説明できる。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
2 | 全員 | 4.14 | 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
切歯群の形態 ・上下顎の中切歯および側切歯の形態 犬歯の形態 ・上下顎の犬歯の形態 | ・切歯の解剖学的な特徴を学び、図示して説明できる。
・犬歯の解剖学的な特徴を学び、図示して説明できる。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
3 | グループ別に行う。別途配布の日程表に従うこと。 | 4.21 4.28 | 5 ~ 7 5 ~ 7 | 【実習:対面】
・右側上顎中切歯の展開図を描く ・右側上顎犬歯の展開図を描く 【技術デモ】 3D立体視の実際 | ・実習書に右側上顎中切歯の計測値の3倍大の展開図を描き、上顎中切歯の形態について理解を深める。
・実習書に右側上顎犬歯の計測値の3倍大の展開図を描き、上顎中切歯の形態について理解を深める。 ・様々な方式(*)で表示されたデジタル解剖学コンテンツを閲覧し、立体像を実感するとともに、その意義について理解する。 (*)アナグリフ、円偏光方式ディスプレイ、裸眼対応立体視ディスプレイ(Looking Glassほか) |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
4 | グループ別に行う。別途配布の日程表に従うこと。 | 4.21 4.28 | 1 ~ 3 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
A)歯の起源と進化Ⅰ ・歯の定義 ・脊椎動物の歯 B)歯の起源と進化Ⅱ ・哺乳類の歯 ・三結節説 C)Additive ManufacturingとDigital Dentistry | A)
・角質歯、卵歯など“歯”の語がつく構造と、いわゆる“歯”とされる構造との違いを理解する。 ・脊椎動物における多様な歯の形態を学ぶことを通して、ヒトの歯の形態が持つ意義や、歯の硬組織あるいは歯を支持する組織の特徴を理解する。 B) ・哺乳類の基本歯式を知り、ヒトの歯式との違いについて系統発生を踏まえ説明できるようにする。 ・家畜やペット等の身近な動物、主な実験動物・霊長類の歯のかたちや歯式を知る。 ・三結節説の概要を学び、ヒトの歯の形態の成り立ちについての考え方や術語を知る。 C) ・Additive manufacturing(AM)の原理を理解する。 ・Digital Dentistryについて理解し、概要や応用例を具体的に説明できる。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
5 | 全員 | 5.5 | 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
上顎小臼歯群の形態 ・上顎第一小臼歯の形態 ・上顎第二小臼歯の形態 【実習:遠隔】 ・右側上顎第一小臼歯の展開図を描く ・右側上顎第二小臼歯の展開図を描く | ・上顎小臼歯の解剖学的な特徴を学び、図示して説明できる。
・実習書に右側上顎第一小臼歯の計測値の3倍大の展開図を書き、上顎第一小臼歯の形態について理解を深める。 ・実習書に右側上顎第二小臼歯の計測値の3倍大の展開図を書き、上顎第二小臼歯の形態について理解を深める。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
6 | 全員 | 5.12 | 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
下顎小臼歯群の形態 ・下顎第一小臼歯の形態 ・下顎第二小臼歯の形態 【実習】 ・右側下顎第一小臼歯の展開図を描く ・右側下顎第二小臼歯の展開図を描く | ・下顎小臼歯の解剖学的な特徴を学び、図示して説明できる。
・実習書に右側下顎第一小臼歯の計測値の3倍大の展開図を書き、下顎第一小臼歯の形態の特徴を把握する。 ・実習書に右側下顎第二小臼歯の計測値の3倍大の展開図を書き、下顎第二小臼歯の形態の特徴を把握する。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
7 | 全員 | 5.19 5.19 | 1 ~ 1 4 ~ 5 | 【対面】
実習(平常)試験1 【遠隔】 講評ほか | これまで学んだ切歯、犬歯、小臼歯、その他に関する事項について問う。詳細はメールにより連絡する。
午後に行う講評は、帰宅して、遠隔で受講する。 |
| 第1〜6回実習に記されているコアカリ項目すべて。 |
8 | 全員 | 5.26 | 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
上顎大臼歯群の形態 ・上顎第一大臼歯の形態 ・上顎第二・第三大臼歯の形態 下顎大臼歯群の形態 ・下顎第一大臼歯の形態 ・下顎第二・第三大臼歯の形態 | ・上顎大臼歯の解剖学的な特徴を学び、図示して説明できる。
・下顎大臼歯の解剖学的な特徴を学び、図示して説明できる。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
9 | グループ別に行う。別途配布の日程表に従うこと。 | 6.2 6.9 | 5 ~ 7 5 ~ 7 | 【実習:対面】
右側上顎第一大臼歯の展開図を描く 右側下顎第一大臼歯の展開図を描く 【技術デモ】 AMで作製された模型、技工物 | ・実習書に右側上顎第一大臼歯の計測値の3倍大の展開図を描き、上顎第一大臼歯の形態について理解を深める。
・実習書に右側下顎第一大臼歯の計測値の3倍大の展開図を描き、下顎第一大臼歯の形態について理解を深める。 ・3Dプリンターにより作製された模型歯を参考に、スケッチを行うことにより、大臼歯の形態をよりよく理解するともに、模型作製の背景にある種々の技術について理解を深める。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
10 | グループ別に行う。別途配布の日程表に従うこと。 | 6.2 6.9 | 1 ~ 3 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
歯の鑑別法 1)歯種の鑑別 2)上下の鑑別 3)順位の鑑別 4)左右の鑑別 【実習:遠隔】 歯の鑑別 | ・永久歯の歯種鑑別の仕方を学習する。
・各歯種の上下鑑別の仕方を学習する。 ・同一歯種内の順位鑑別の仕方を学習する。 ・各歯の左右鑑別の仕方を学習する。 ・模型歯、ならびにデジタル化された抜去歯標本を用いて、歯の鑑別を行い、歯の解剖の理解を深める。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
11 | 全員 | 6.16 6.23 | 5 ~ 7 5 ~ 7 | 【実習:対面】
歯の鑑別 【技術デモ】 AMで作製された模型、技工物 | ・模型歯、ならびに抜去歯を用いて、歯の鑑別を行い、歯の解剖の理解を深める。
・異常形態を有する抜去歯をCTスキャンし、AMにより再現された模型を観察し、その形態だけでなく、模型作製の背景にある種々の技術について理解を深める。 ・いわゆる3Dプリンターのデモを見て、その原理と応用について理解する。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
12 | グループ別に行う。別途配布の日程表に従うこと。 | 6.16 6.23 | 1 ~ 3 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
A)歯列と咬合 B)歯形成のクロノロジー C)異常形態 | A)
・これまで学んだ個々の歯の形態が、歯列としてどう機能するかを理解する。 B) ・歯胚の形成から歯が萌出するまでのプロセスの概要とその時間的経過について学び、整理する。 C) ・歯にみられる様々な異常形態について知る。 ・それら異常形態の出現する歯や部位について学び、臨床との関連性について理解する。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 |
13 | 全員 | 6.30 | 1 ~ 3 | 【実習講義:遠隔】
歯のCT像 【実習:遠隔】 歯のCT像 | ・歯科におけるX線画像診断とX線CTの基礎について知る。
・これまで学んだ歯の外部および内部の立体構造をCT画像で確認しながら理解する。 ・歯の形態的な特徴点をCT画像上で確認できるようソフトウェア操作を学び、将来、歯科臨床でも必要となる知識であることを知る。 ・パソコンやiPad上で医用画像をハンドリングする利便性と難しさを体験し、画像診断の基礎としての解剖学の重要性を知る。 |
| E-3-1)-② 歯種別の形態と特徴を説明できる。 E-1-2)-⑨ 造影検査法、超音波検査法、コンピュータ断層撮影法(Computed Tomography )、歯科用コーンビームCT、磁気共鳴撮像法(Magnetic Resonance Imaging )及び核医学検査法の原理と基本的特徴を説明できる。 |
14 | 全員 | 7.7 | 1 ~ 3 | 【演習:遠隔】
問題演習とその解説 | ・問題演習とその解説を行い、これまでの事項を総復習し、理解を深める |
| これまでに記載されたコアカリすべて。 |
15 | 全員 | 7.14 7.14 | 1 ~ 1 4 ~ 5 | 【対面】
実習(平常)試験2 【遠隔】 講評ほか | 第8-13回実習で学修した事項を中心に問う
詳細はメールにより連絡する。 午後に行う講評は、帰宅して、遠隔で受講する。 |
| 第8-13回実習に記されているコアカリ項目すべて。 |